吸い玉と血流と筋肉の関係
プラスティックカップ又はガラスカップを背中に吸い付ける施術なので、カップを外した後に丸い跡が残る施術です。
以前は、跡がしばらく残る事に抵抗がある方が多かったのですが、ここ数年は「跡が残っても大丈夫!むしろ残って欲しい!」なんておっしゃる方も多いです。
あの丸いカップの跡が残る方は、血行が悪くコリや筋肉のハリが強い方です。
血行が悪いので浮腫みやすく代謝が悪く、冷え性の方も多いです。
カップを吸いつけるとどうして、血行がよくなり代謝があるのかと言うと、カップを吸いつけた瞬間、吸い付いた部分とその周囲の筋肉を逆指圧のマッサージをしている状態になります。
こった筋肉を指圧やマッサージの様に押すのではなく、こった筋肉をグイッと引っ張り上げます。
するとマッサージ効果で吸い上げられた周辺の筋肉は緩んできます。
実際にカップを吸いつけた10分後に皮膚を観察するとカップが少し緩んで周囲の筋肉がほぐれています。なので、もう少しカップをキュッと吸いあげます。さらに筋肉を緩めるためです。
そして吸い上げられている間は血流は止まっています。吸い上げるだけでは、まだ流れていません。
筋肉がこって血流が悪くなり溜まった老廃物やリンパ液と一緒に、吸い上げて周囲の筋肉がほぐれるまで、暫く吸ったままの状態です。
ある一定の時間カップ付けたままにして、その後カップを外した瞬間に、緩んだ周りの筋肉は血流の流れが良くなっていますので、吸い上げていたものを一気に流します。
私の様にとても血流が悪い方は、血行が一気によくなりますので「かゆい・・・」と感じます。
運動・入浴・マッサージによって身体が温まると血管が拡張します。サラサラサラサラ流れますので、血管の周りにある神経が刺激されてかゆくなるのがこの理由です。
ちなにみ寒いと体内の熱を逃がさない為に、血管は収縮してしまい血行が悪くなり冷えます。
吸い玉はマッサージや運動をしたこうな効果が体に起こりますので、身体が温かくなり、肩こりや腰痛など硬くなった筋肉が緩み、コリからくる不快感が解消されます。
また、血行がよくなることで冷え性が緩和し、身体が温まりますので代謝がアップに繋がります。
背骨の左右に吸い玉をくっつけます。背骨と自律神経は大きなかかわりがあります。
背骨のゆがみやコリと自律神経の関係
自律神経が乱れている人は骨格が歪んでいることが多いと思います。
骨格が歪んで姿勢が悪くなっている分だけ別の場所に負荷がかかり、さまざまな場所の筋肉がコリます。
実際私も、右肘を悪くしたときに肘をかばって、本来の姿勢を保てず物を取ったり運んだりしていると、右肩と右首に負担が掛かり、結果右首から右腕全部か痺れて、痛みが出てしまい大変な不自由な期間を過ごしました。
骨格のゆがみは、筋肉との関係が深いです。
運動不足で筋肉が硬くなったり、逆に使いすぎて痛めてかばってしまったり、同じ動作ばかりの生活で身体が硬くなったり。
骨格のゆがみがある方は、最初は筋肉や関節の痛みから始まり、身体の部位が浮腫み始めたり、冷えが生じたりして、首や肩周りに負担が掛かってくると頭痛だけでなく、めまい・吐き気・倦怠感・動悸・息苦しさ・胃腸不良・耳鳴り・低血圧など、あらゆる不調を抱えている方が多いです。
筋肉か関節の不良から、このような症状が出るのは、自律神経も少しずつ乱れてきているサインだと考えられます。
自律神経は、脳と脊髄から始まり、各臓器や器官に分布していく神経です。
交感神経系は胸・腰髄から出ます。
副交感神経のルートは脳幹および仙髄から出て、それぞれ各器官に指令がいきます。
脳幹から腰髄までのラインは、背骨(頚椎・胸椎・腰椎・仙椎)のラインと同じです。
背骨がこったり歪んでいると、自律神経の伝達ルートが妨げられてしまいます。
背骨がこったり歪んでいると、脳脊髄液の流れも悪くなってしまいます。
首・肩コリ、腰痛などがある方は、仰向けにあるとデコルテ(胸の周囲)わき腹、肋間部分も必ずこっています。
わき腹から腋窩リンパにかけてオイルで流すと「うわー!」という声をあげられて、「こんなにコリで詰ってるなんて知らなかった・・・」と皆さんおっしゃいます。
これは、胸椎や胸郭が固くなって、ほとんど動いていないことが多いからです。
肩や首、腰はこって痛みが分かりやすいですが、なかなか肋間や胸脇などまでケアをす習慣がなく不調も気づきにくいです。
肋間やわき腹、胸郭の動きを良くするために、腕を伸ばしまっすぐ上にあげて左右に身体を倒して、わき腹や脇をしっかり伸ばしたストレッチをして、背骨を伸ばしてください。
背骨や胸郭の血流が良くなったり体の動きが良くなったりします。
すると、自律神経をつかさどっている視床下部(脳)に酸素や栄養がより行き渡るので、自律神経のはたらきが良くなります。
しかし、ストレッチを少しやるくらいではその時は気持ちがよいですが、なかなか継続するのが…という方も多いです。
その時は、吸い玉がお薦めです。
当院で行う吸い玉は、左右の背骨の横に付けるだけでなく、背骨にも付けます。
吸い玉を背骨に付けると、硬くなったガチガチの筋肉で覆われていた背骨が、グイッと引っ張りのばされて、すっと緩みガチガチ筋肉のロックが外されたように軽くなります。
吸い玉の効果
・肩こり腰痛など、身体のコリや張りを緩和します
・血行促進➡冷え性の改善、免疫力アップ
・体温上昇が期待できますので、脂肪燃焼にはずみがつきます
・自律神経の安定
・体内環境を整える
オイルを付けて肌の上を滑らせる施術法です。吸い玉と同時に施術を受けることも可能です。
・身体に負担なく筋肉を伸ばせるので筋膜リリース効果がある
・浮腫みの改善
・疲れが溜まって身体が重だるさを取り除いてくれます。
・セルライトに刺激を与えてなめらかな肌に
・血行促進➡冷え性の改善、免疫力アップ
・古い角質(垢)が取り去られますので、施術後は肌がツルツルします
吸い玉のコース
吸い玉は単独で行っても効果的ですし、他の施術と一緒に組み合わせても効果がアップします。
ハンドマッサージ、かっさマッサージ、スライドカップ、それ以外に痩身や遠赤外線などの機械と組み合わせても構いません。
吸い玉 50分 背中〜ふくらはぎ |
1回¥4,950 オイルマッサージ付き |
吸い玉 50分 背中〜足の裏 オイルマッサージ付き |
1回¥5,500 |
吸い玉 90分 自律神経を整える |
1回¥9,900 吸い玉とスライドカップ |
吸い玉は、上記以外にも鍼灸治療と一緒にできますのでコースと組み合わせる場合はご予約の際にお申し付けください。
吸い玉の背術後の丸い跡はどんな感じ?
吸い玉の後の“瘀血(おけつ)”の跡は、個人差があります。
下記の画像をご参考ください。瘀血が出ないと効果がないわけではありません。
瘀血が出やすい体質の方は濃く色が上がります。
瘀血が消えるまでの日数も個人差があり、2、3日から1週間です。
代謝が悪い方は、消えるのも少々遅いです。