不妊鍼灸・婦人科鍼灸

不妊鍼灸や婦人科鍼灸は、生殖器に係るツボを中心にその方の体調や症状に合わせて、鍼やお灸を使い施術を行います。
当院では、それ以外にも経絡のオイルマッサージや、鍼灸治療用のモノポーラ式RF(ラジオ波)、かっさ療法、吸い玉など様々な方法をもちいて、鍼灸治療を受けるのが初めての方にもリラックスして受けて頂けるような内容で施術を行っています。

鍼をするときは、チクチクとしたり、ツボ刺激を感じる事はありますが、身体を温める鍼灸治療のラジオ波や箱形のお灸は、冷えた身体の奥まで優しくしっかり温めてくれるので、皆さん眠ってしまわれます。

目次

不妊鍼灸

血流と睡眠
妊娠に向けて、この二つは当院の不妊鍼灸治療では非常に重要だと考えています。

血流が大きなカギを握っているのが、酸素の運搬。
受精卵が育ち着床するまでの間、子宮内では多くの酸素を必要とします。血液は酸素を運搬していますが、どこにでも酸素を供給しているのではなく、温かい部分に特に酸素を多く送ります。血流の改善と共に身体を温める「冷えない身体を作る」温活を推奨しています。
不妊鍼灸治療では箱灸を必ず用いて、身体の芯まで広い部位で温めることができます。
またホームケアとして施術後に漢方薬湯入浴剤をお持ち帰りいただいています。
不妊治療専用のよもぎ蒸し座浴もよもぎパックをお持ち帰りいただいています。

睡眠。卵子を若返らせる方法は現在ありません。しかし細胞を修復させる方法はあります。身体を組織を修復し再生させるホルモンが成長ホルモンです。身体の働きを正常にして免疫力も他変える非常に大切なホルモンです。
成長ホルモンと同時に睡眠時に排出されるメラトニンホルモン、このメラトニンホルモンは強い抗酸化作用があります。
実際に寝不足が続くと疲れやすくなり、見た目も肌にハリがなくなり疲れた姿になります。これは身体の抗酸化力が弱まったからです。抗酸化作用が弱まると、体内の細胞の組織が活性酸素からダメージを受けて老化が早まります。

充分な睡眠が取れていないと必要なホルモンも分泌されませんし、細胞の修復や体内リズムも狂います。
不妊だけでなく、ホルモンバランスが乱れ肌荒れを起こしたり、太りやすくなったり、体調を崩しやすくなります。
ホルモンバランスを整え身体を修復できるような質の良い深い睡眠を得られるような身体つくりをします。

よくあるご質問

▶鍼灸の経験がないのですが大丈夫ですか?
はい、肩こりや腰痛などの整形外科的疾患とは異なりますので、原則的に不妊鍼灸や、婦人科鍼灸の鍼治療はの強い刺激を与える治療は行いません。足りないものをどんどん補ったり、整えていく治療法ですので、優しい鍼や、温かいお灸が中心ですのでリラックスして施術を受けて頂けます。

▶始めて不妊鍼灸を受けようと思っていますが、どのタイミングで行けばいいですか?
低温期、排卵期、高温期、採卵前、移植前、移植後、それぞれの時期に行う治療は違いますので、鍼灸治療を始めてみようと思われた時にお越しください。
ただし、初めていらっしゃる場合は生理中は避けてください。

▶鍼が苦手です。鍼以外の治療法はありますか?
鍼を使わず、お灸や、よもぎ蒸し、鍼灸治療用のモノポーラ式RF(ラジオ波)、吸い玉などで施術が可能です。

高周波温熱ラジオ波と鍼灸治療の併用

鍼灸治療用のモノポーラ式RF(ラジオ波)は脂肪層→筋肉層→内臓脂肪まで深部にアプローチが可能です。

子宮を温める
高周波温熱機器 Deep Reduce RF~ディープリデュースRF~

西洋医学的な不妊の原因があれば、不妊クリニックでのみの治療で妊娠は可能ですが、不妊の原因はストレスや高齢による機能性不妊、冷え性による血行不良が関係していたり・・・と機能性不妊が増加しています。

残念ながら西洋医学的には「冷え」を改善する治療はなく、鍼灸や漢方をはじめ、東洋医学的なアプローチが必要不可欠になっており、当院に鍼灸治療で通われている方も、漢方を飲まれている方が年々増えています。

冷え性に対して、当院では『箱灸』と高周波温熱療法のラジオ波を併用して、身体を温めて根本的な体質改善に繋げています。
箱灸・・・肌に直接置くような熱いお灸ではありません。箱の中で煙と臭いが出ない“もぐさ”を使ってお腹や腰・下肢の三陰交を温めます。
ラジオ波・・・原則的には『お腹』を温める時に使用します。経絡やツボを意識しながら腹部全体をじっくり深部まで温めます。副作用がなくリラックス&安心して受けて頂けます。

また、卵子自体は若返りませんが、東洋医学的治療(鍼灸治療、漢方)によりストレスを軽減し、体を整える事により、質のいい卵子が排卵され着床がスムーズに行う事が出来ます。
ストレスは排卵を抑制し体の疲れは卵子の質を低下させます。
自律神経を整え内臓諸機能を若返らせることにより、妊娠しやすい状態に導き、西洋医学的な指導と併用する事でさらに効果を上げて行きます。

冷え性を改善するとたくさんの利点があります

冷え性で血行不良を起こしていると、肌に栄養がいかなかったり下肢が浮腫んでさらに冷えをよんだり、腰痛が悪化したりと、様々な弊害があります。
箱灸や高周波温熱器のラジオ波の施術後は、滞っていた血流も流れが良くなったせいか、施術後は身体のコリや、足のダルさも軽減た、というお声や、顔色も明るくなったように感じます!とおっしゃっていただけます。

当院では、基本的な60分の不妊鍼灸治療では、腹部に15~20分間ラジオ波を当てます。
仙骨や腰周囲は、箱灸を使います。

冬場や夏でもオフィスなど冷房が強い場所でデスクワークをされている方は、下肢の冷えが強いので、そういった場合は90分の不妊鍼灸治療をお選びいただきましたら、ラジオ波をひざ下や下肢の背面全体などにあてる事も可能です。

卵子と加齢とミトコンドリアの話

以前読んだ、情報誌に古くなった卵子に、他人の若い卵子のミトコンドリアを注入すると、卵子が若返る可能性があるという記載を目にしました。この治療法を行っている不妊クリニックが大阪にありますが、とっても高額であることと、他人のミトコンドリアを使うので、生まれてくるお子さんが3つの遺伝子を持つことになることが書かれていました。

悩ましい状況です…できれば自分の卵子を他人の手を使わず、若返らしたいと思います。いつの日か医学が進歩するとそういう日が来そうですが。

そんな中、いま現状でできます方法は、自分のミトコンドリアを少しでも増やして何とかする方法です。
ミトコンドリアを増やす為には適度なカロリー制限が効果があるそうですが、高周波温熱効果でも増やす事ができるそうです。
また体内の血流が良くなることにより、ミトコンドリアへエネルギーの原料を効率よく運ぶことができるので、受精や胚の分割にも効果が期待できるのだとか。

不妊鍼灸治療を始めてから15年近くたちますが、西洋医学の不妊治療進歩は非常に飛躍的です。
いま、2023年ですが、きっと2~3年後はまた新しい手技や方法ができていると思いますので、とにかく今できる最大の方法で当院も不妊鍼灸治療をおこなっています。

不妊鍼灸治療コースと料金

不妊鍼灸治療の内容

高周波温熱器のラジオ波と、鍼灸治療の併用で施術を行っています。
ラジオ波は、腹部やひざ下などクリニックでの不妊治療のスケジュールに合わせて部位をご相談させていただきます、約15分程当てます。施術後4~5時間は温かさを感じ続け、身体の中心が温まり血流が改善します。
婦人科のツボや生殖器系のツボを中心に、体調に合わせてツボを選び鍼の治療をしています。
お灸は箱型のお灸でじんわり腰を温めています。
施術後は、小さな鍼が付いたシールを必要なツボに貼ります。1週間~10日程、貼りっぱなしで大丈夫です。

※下肢が冷えている方は、下肢にもラジオ波を当てる事ができます。その際は90分の②をお選びください。
※ラジオ波よりよもぎ蒸しで全身を温めたい方は③をお選びください
※腹部だけではなく、腰痛があり腰回りが冷えている方は90分の②をお薦めしています
※着床鍼は胚盤胞移植の場合は移植後5日以内にお越しください。それ以外は7日以内に。

不妊鍼灸60分
¥8,800
不妊鍼灸90分
¥12,100
よもぎ蒸し60分
+不妊鍼灸30分
¥8,800
着床鍼60分
¥8,800

高周波温熱機器 Deep Reduce RF~ディープリデュースRF~

ラジオ波を当てる時の様子

腰の下に電極版を入れ、深部にしっかりと熱を伝える為に専用のクリームを塗布します。
その後、体調に合わせた温度でお腹にラジオ波を当てます。
専用の2つのプローブを組み合わせた特定のRFの波数が、伝導イオン技術によって身体の深部に適用され、プラスとマイナスのイオンが互いにこすり合って「内部熱源」を生成します。

妊活の方のみ対象

不妊治療流の方のみが対象ですが、
鍼灸治療は行わず、お腹や下肢のみの範囲のみラジオはを受けることも可能です。

採卵前や移植前、また採卵後はリカバリーに腰回りやお腹のラジオ派がお薦め!
移植後は下肢の経絡を使ったラジオ派をお薦めしていますが、施術前にご希望などもお伺いしています。
妊活ラジオ派 30分¥5,500
妊活専用・円皮鍼シール付き

注意事項

・ペースメーカーをご使用されている方は受けれません
・捻挫や骨折などの直後の施術はできません
・妊娠中の方は受けれません
・施術当日に蕁麻疹がでたり、発熱症状などの体調不良がある方は受けれません
・飲酒をされている方は受けれません

・施術直後の、サウナ・岩盤浴・温泉などはお控えください
・施術直後は、しばらく腹部の血行が促進されて皮膚が赤くなります
・移植後に腹部に施術を受けることはできません(下肢の施術になります)

更年期障害

鍼灸60分
¥7,700~¥8,800
鍼灸90分
¥9,900~¥12,100
鍼やお灸だけではなく、オイルマッサージなど
様々な内容で不定愁訴を緩和できます

早い方は40代に入られてから、徐々に体調に不調が現れますが、当院で多いのは50歳前後の方で、『閉経したかも?』と思われたあたりが、一番つらい症状が現れています。

私自身もそうですが、急に身体が重くなり「やる気が出ない・・・」「朝、起きれない・・・」と感じたり、気分の落ち込みがひどくなったりします。
更年期が酷い場合は、決して我慢せず婦人科に受診して頂き、必要であればホルモン補充(HRT)を受けることをお薦めします(私は経験済み)。急にホルモンが減少すると、いきなり不調が訪れます(私は経験済み)。
なので、足りない分だけ少しホルモン補充(HRT)で補ってください。もちろん、ホルモン補充(HRT)を行ったからと言って若い時の身体には戻り元気モリモリ!という訳にはいきませんので、不定愁訴は残ります。
疲れやすくなったり代謝が悪く太りやすくなったり、肩こりや頭痛、めまいなども起こったりします。
そんな不調を更年期専用の鍼灸治療で取り除くと、かなり身体も気持ちも楽になります。
クリニックでホルモン補充(HRT)はちょっと…と思われている方もご相談ください。

▶施術内容
鍼灸治療以外にも、オイルトリートメント・スライドカップ・吸い玉(カッピング)・かっさ療法・高周波温熱ラジオ波、などご希望や体調に合わせて組み合わせて施術を行っています。

月経不順・月経痛・PMSなど

鍼灸60分
¥7,700~¥8,800
鍼灸90分
¥9,900~¥12,100

妊娠を望んでいない時の月経不順はあまり皆様気にされていませんが、妊活を始める段階で月経不順は毎月きちんと月経がおとずれる方に比べると不利になります。

日頃から身体を整えて、とくにPMS(月経前症候群)が酷い場合もきホルモンのバランスが乱れていることがありますので、ちんとしたケアを行い身体を整えて頂ければと考えています。

PMSになりやすいタイプの方

性格
真面目・我慢強い・完璧主義・自分に厳しい・几帳面・負けず嫌い
など、ストレスを溜めやすい方に多いというデータがあります
年齢・出産
30代の方に多く、出産経験があるかたにも多いです
取り巻く環境にストレスが多い場合があるとのデータがあります
生活習慣
コーヒー・たばこ・飲酒・不規則な生活
この様な嗜好品を多くとられている方に多いというデータがあります
PMSの症状に似た病気
うつ病・PMDD・更年期障害・月経困難症
甲状腺機能低下症(橋本病)
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
この様な病気の症状は、PMSに似た症状があり間違えやすいですので、辛い症状を一人で我慢せず、身近な方に相談したり、近隣の病院に受診をお薦めします。
※PMDDとは、月経前不快気分障害の略です
生理前のイライラや気分の落ち込み、

心の不調が強く出る為に日常生活に支障が出る症状で、
女性ホルモンがかかわっていると考えられています

乳がん後ケア

鍼灸+リンパケア
60分
¥8,800~¥9,900
鍼灸+リンパケア
90分
¥11,000~¥13,200

乳がん後は、術後の状態で腕が上がりにくくなったり、肩や首周りなどに血流が悪くなりこったり詰まったりといった、症状に悩まされる方が多いです。

また、ストレスを溜めてしまうと身体全体が詰まって硬くなり、再発などのリスクに繋がりやすくなります。
腕や首の可動域をしっかり保ち、身体を動かしやすくしてストレスを溜めない身体つくりをする施術を行っています。

▶施術内容

鍼灸治療以外にも、オイルトリートメント・スライドカップ・吸い玉(カッピング)・かっさ療法・高周波温熱ラジオ波、などご希望や体調に合わせて組み合わせて施術を行っています。

MLDマニュアルリンパドレナージュ(メディカルリンパドレナージュ)

乳がんや子宮がん、子宮頸がんなどの手術でリンパ郭清をなさった方の、浮腫みに対する専門のリンパドレナージュです。
一般の方が行うような強い圧のアクティブなリンパドレナージュでは、リンパ節の手術を行った方にはかなりの負担が掛かります。
リンパ節を取られた方専用のメディカルリンパドレナージュ(MLDマニュアルリンパドナージュ)という、表在リンパにアプローチした専門のリンパケアです。

60分
¥9,900
90分
¥13,200
目次